オンライン予約なら10%割引。期間限定キャンペーンも実施中!

眠ることと、休むことは同じではない

以前、シエスタの効能や、眠らずに休むというテーマについてご紹介しましたが、今回は、私たちが人生の約3分の1を費やしているとも言われる睡眠そのものについて、少し触れてみたいと思います。

春も終盤になると、

「いくら寝ても眠い」
「朝起きても疲れが抜けない」

そんな感覚になる方も多いのではないでしょうか。

昔から「春眠暁を覚えず」と言われるように、春は眠気を感じやすい季節です。

冬の寒さが和らぎ、暖かく過ごしやすくなる一方で、なぜか身体は重く、頭もぼんやりする。毎年のように感じている方も少なくないと思います。

しかし最近では、この春の眠気は単なる気のせいではなく、身体や脳、自律神経の変化とも関係しているのではないかと言われています。

また近年は、何時間眠るかだけではなく、どれだけ深く休めているかが大切だとも考えられるようになってきました。

現代人は、眠っているつもりでも、本当の意味では休めていないのかもしれません。

なぜ春は、こんなにも眠いのでしょうか

春は、寒暖差が大きい季節です。

昼間は暖かくても朝晩は冷え込み、数日ごとに気温が大きく変わることもあります。

人間の身体は、気温や環境の変化に合わせて、自律神経が体温や血流を細かく調整しています。しかし、その切り替えが続くことで、想像以上にエネルギーを消耗しているとも言われています。

さらに春は、環境の変化も多い季節です。

新年度、新生活、人間関係の変化。

自分では気づかないうちに、脳は軽い緊張状態になりやすくなっています。

最近は特に、日中ずっと情報に囲まれながら生活している人も多く、身体以上に脳が疲れている状態になっていることも少なくありません。

その結果、しっかり眠ったつもりでも、どこか疲れが抜けない。

朝起きても頭が重い。

休日に長く寝ても回復した感じがしない。

そんな感覚につながっているのかもしれません。

長く眠るより、深く休む

以前は、睡眠は8時間が理想とよく言われていました。

逆に4時間睡眠などは身体に悪い、という話も一般的でした。

もちろん、極端な睡眠不足が健康に良くないことは今でも変わりません。

ただ最近では、何時間眠ったかだけではなく、どれだけ深く休めたかが重要だと考えられるようになってきています。

例えば、長時間眠っていても、途中で何度も目が覚めていたり、浅い眠りを繰り返していたりすると、脳や神経は十分に回復できません。

逆に、比較的短い睡眠時間でも、深く安定した眠りが取れていると、翌朝すっきりと目覚めることがあります。

つまり睡眠とは、単純な長さだけではなく、質も大きく関係しているということです。

また、年齢によっても必要な睡眠時間は変化すると言われています。

若い頃と同じように長く眠れなくなったとしても、それだけで悪いとは限りません。大切なのは、翌日、身体や脳がしっかり回復しているかということなのかもしれません。

睡眠は、寝る前から始まっている

特に現代人は、身体は横になっていても、脳が休めていないと言われることがあります。

ベッドに入る直前までスマートフォンを見続けたり、SNSやニュースを眺めたり、動画を見たり、仕事のメールを確認したり。

脳はずっと情報を処理し続けています。

便利な時代になった一方で、現代人の脳は、昔よりもはるかに長時間、活動モードのままになっているのかもしれません。

特にスマートフォンやLEDの強い光は、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの分泌に影響を与えるとも言われています。

眠る直前まで明るい光を浴び続けることで、脳がまだ昼間だと錯覚し、自然な眠気が起こりにくくなることもあるそうです。

そのため最近では、眠る準備をする時間が大切だと言われるようになってきています。

例えば、夜は少し照明を落としてみる。

スマートフォンを見る時間を少し減らしてみる。

静かな音楽を流したり、ゆっくり深呼吸をしたりする。

それだけでも、身体は少しずつ休息モードへ切り替わっていきます。

枕やベッドも、睡眠の質に関係している

また、睡眠には寝具や室温などの環境も大きく関係しています。

枕の高さが合わないだけでも、首や肩は無意識に緊張を続けています。

マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると、寝返りがしづらくなり、身体に余計な負担がかかることもあります。

人間は眠っている間、何度も自然に寝返りを打ちながら身体への圧力を分散しています。

ところが、その動きが妨げられると、身体は深く休みにくくなるとも言われています。

さらに、意外と見落とされやすいのが温度です。

人間は、深部体温がゆっくり下がっていく時に自然な眠気を感じると言われています。

そのため、部屋が暑すぎたり、寝具の通気性が悪かったりすると、眠りが浅くなりやすくなります。

逆に、ぬるめのお風呂にゆっくり入った後などは、身体が自然にリラックスし、眠りやすくなることがあります。

こうして考えると、睡眠とは単に寝るという行為だけではなく、身体や神経を休める環境づくり全体と関係しているのかもしれません。

現代人は、休むことが苦手になっている

そして最近、もうひとつ感じるのは、現代人は休むことがあまり得意ではなくなっているのではないか、ということです。

休憩時間でも、ついスマートフォンを見てしまう。

移動中も動画やSNSを眺め続ける。

何もしていない時間があると、逆に落ち着かない。

けれど本来、人間には、ぼんやりする時間も必要なのだと思います。

波の音を聞く。

風を感じる。

静かな音楽に耳を傾ける。

ただ深呼吸をする。

そんな時間の中で、身体だけではなく、神経や感覚も少しずつ緩んでいくのかもしれません。

以前ご紹介したシエスタや、眠らずに休むという考え方も、単純に睡眠時間を増やすということではなく、脳や神経を休ませるという発想に近いのかもしれません。

眠ることと、休むこと

良い睡眠とは、ただ長時間眠ることではなく、心と身体を静かに休ませることなのかもしれません。

忙しい毎日の中では、つい頑張ることばかりを優先してしまいます。

しかし時には、上手に眠ること、そして上手に休むことも、現代人に必要なウェルネスのひとつ。

春の終わりの眠気も、もしかすると身体からの「少し休みませんか」という小さなサインなのかもしれませんね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!